「大学生がクレジットカードを作るには保護者の許可がいるのか」について紹介します。
ネット上では間違った知識として大学生がクレジットカードを作るときに保護者(親権者)の同意書が必要だと言われている。だから大学生がクレカを作るときは保護者の許可がないと作れないと思われているが、実は違う。
人から人へと又聞きして話が変わってしまっている。結論だけ言うと保護者の許可が必要な場合もあるし、必要でない場合もある。
それでは、どのような場合なら保護者の許可が必要で、どのような場合なら保護者の許可がいらないのか説明していく。
保護者の許可は年齢で有無が決まる
未成年はクレジットカードを作るときに保護者(親権者)の同意書が必要だけど、成人していれば自分で契約行為が可能だから保護者の同意書は必要ない。
未成年は法律で守られているから保護者の同意書が必要だけど、成人したら大学生でも自分の判断で契約行為ができるからね。
これはクレジットカードだけじゃなくて、大学生で一人暮らしするときのアパートを借りる時も同じだよね。
アパートを借りる際には未成年だと不動産や大家さんに保護者(親権者)の同意書を提出するよ。
保護者の許可がいるのはクレジットカードだけじゃないんだ。
なぜなら、民法で「未成年者が法定代理人の同意を得ないでした法律行為は、取消すことができる」と決められています。
だから未成年が勝手に契約しても、保護者に「取り消します」と言われたら今までの契約がすべて無くなってしまうので、未成年の契約行為に関しては保護者の同意を求めるのが当たり前です。
この保護者の同意書を契約時に取っておけば、保護者に後からやっぱり「取り消します」と言われても保護者の同意書を理由に取り消しを無効にできるわけです。
一部のクレカは大学生だと保護者の同意がいる
保護者の許可は年齢で決まると説明してきましたが、ごく一部のクレカは成人していても大学生だと経済的な理由から保護者(親権者)の同意書を求めてくる場合があります。
普通は「同意」を求める必要はないのですが、職業が学生ということで安定した収入を得ていないため、念のために同意書が求められます。
勘違いしてほしくないのは「保護者(親権者)の同意書」は保証人にするための書類ではなく、判断能力の乏しい若者を守るために用いられるものです。
二十歳を超えれば法律的には大人に分類されますから契約行為も各自で行えます。でも、保護者からするとまだクレカは早いのではないかと考える人もいるので柔軟に対応している状態です。
保護者の同意書なしで作れる学生向けカード4選
三井住友VISAカード(学生)なら成人していれば大学生でも保護者の同意書なしでクレカが作れる。そもそも学生専用カードだから保護者の情報を書く記入欄もないし、親に内緒でクレカを作ることもできる。
名称 | デビュープラス(18歳~25歳) | クラシックカード(学生) | クラシックカードA(学生) | アミティエカード(学生) | |
カード画像 | ![]() |
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国際ブランド | VISA | VISA、MasterCard | VISA、MasterCard | VISA、MasterCard | |
年会費 | 一年目 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
二年目 | 1回使うと無料 | 無料 | 250円 | 無料 | |
ポイント | 1,000円=2P | 1,000円=1P | 1,000円=1P | 1,000円=1P | |
旅行傷害保険 | 国内 | × | × | ○ | ○ |
海外 | × | ○ | ○ | ○ | 不正利用 | 盗難・紛失 | ○ | ○ | ○ | ○ |
ネット補償 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
その他 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |